言葉遣い1つでホステスとしての品格が表れる

高級クラブのホステスは、富裕層や有名人、政財界の方々を相手に接客しています。

「金持ち喧嘩せず」という言葉もあるように、富裕層の方々はむやみやたらと他人に喧嘩を吹っ掛けたり、周囲の空気が重くなるような刺々しい物言いなどはしません。
穏やかで優しい方々ばかりです。

そんなお客様と接客する上で重要なのが言葉遣い。
上品で穏やかな話し方をするのが基本です。

乱暴で汚い言葉を使うようなホステスはまず失格。
ただ言葉遣いはある日急に変える事が出来ないので、日頃から丁寧で穏やかな話し方を心掛けておきましょう。

尊敬語、謙譲語、美化語はしっかり使えるようにするといいです

クラブには毎日たくさんのお客様がいらっしゃいますが、どれだけ若い方でもお客様は全て目上の方として敬い、敬意をもって接客するのが基本です。
もちろん年齢が近く仲良くなると、言葉遣いも親しみを込めた雰囲気に変えていく方が自然ですね。

ただお客様に対しては尊敬語や謙譲語を使い、「貴方を大事に思っていますよ」と言う意思を見せるのは大切。
そこで大事なのは尊敬語や謙譲語、美化語などを適切に使えるかどうかです。
では尊敬語や謙譲語についてまとめてみましょう。

尊敬語とは?

尊敬語とは相手(お客様)を自分よりも一段上の方として、相手を尊敬し立てる時に使います。

良く使われる言葉は「言う」や「来る」などの尊敬語ですね。
これらの言葉は尊敬語にするとこうなります。

・「山田様が仰いました(山田様が言いました)」 
・「佐藤様がいらっしゃいました(佐藤様が来ました)」 
・「どうぞフルーツをお召し上がりください(フルーツを食べてください)」
・「どうぞこちらのソファーにお掛けください(ソファーに座ってください)」

お客様が来店された時は、尊敬語がしっかり使えないとかなり失礼な印象を与えてしまうので要注意です。

ホステス必須の謙譲語とは?

ホステスが自分の行動や考えなどを伝える時は、相手よりも自分を一段下に置きます。

謙譲語が正しく使えないとお客様に不快な印象を与えてしまうので良く勉強しておいてください。

良く使う謙譲語に「食べる」や「受け取る」などがあります。
ホステスは仕事柄、食事やお酒を奢って頂いたりプレゼントやチップをもらう事も多いので、受け身の謙譲語は是非マスターしておきたい所です。

・「山田様からチップを頂き(頂戴し)ました(山田様からチップをもらいました)」
・「お酒はもう十分頂きました(お酒はもう十分飲みました)」
・「その時計、拝見してもよろしいですか?(その時計を見ても良いですか?)」
・「そのトラブルの事はうかがっております(そのトラブルの事は聞いています)」
・「先生のご意見を拝聴させてください(先生のご意見を聞かせてください)」

このように、使うシーンはかなり多いです。
つまり謙遜語はホステスとして働く上で非常に大事な言葉遣いという事になりますね。
しっかりマスターしておきましょう。

美化語とは?

美化語とは分かりやすく言うと、話し手がその言葉遣いを上品で丁寧だと感じさせるための言葉遣いです。

例えば「飯が食いたい」と言うとかなり乱暴な人物のように思えてしまいますので、お店では決してこのような言葉遣いはしないでください。

美化語では「ご飯をください」や「お茶をください」と言い替えが出来ます。
このような表現すればグッと丁寧になりますね。

美化語は丁寧な表現にするために「お」や「ご」を付けて表現する事が多いです。
例えば先ほどの飯は「ご飯」、茶は「お茶」にすると丁寧に聞こえますし、薬は「お薬」に、野菜は「お野菜」、米は「お米」などにすると美化語になります。

ただ何にでも「お」や「ご」を付ければいいと言うわけではありませんし、ホステスは美化語よりも尊敬語や謙譲語をきちんと使い分ける方が大事です。

美化語はお客様に使うのではなく、店舗スタッフとの会話で用いるために使うようにしています。
店舗スタッフにも気遣い出来る女性こそ「デキるホステス」ですよ。

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