お客さんは見た目と同じくらいあなたの教養をみている
高級クラブに来店されるお客様は、社会的なステータスの高い方がかなり多い傾向にあります。
成功された方が多数来店されますので、人並み以上の苦労を経験された方や様々な経験から広く深い教養をお持ちの方も少なくありません。
そのようなお客様は、ホステスの表面的な美しさはもちろん、教養や知性まできちんと観察されています。
綺麗なだけでおバカなホステスでは会話が弾みませんし、白けた雰囲気になってしまいます。
多少おバカであってもユーモアや笑いのセンスがあれば場が和むのですが、知性も教養もユーモアもない女の子ではだんだん居づらくなってしまうのです。
高級クラブはママや係のホステス、ヘルプのホステスなどが集団で接客しますが、お客様によっては「〇〇ちゃんと二人きりで飲みたいな」と指名される事もあります。
指名が入ると固定客が得られる大きなチャンス!
けれどきちんとした会話が出来ないホステスは固定客が掴めず、営業成績を上げる事が出来ないためやがて淘汰されてしまうのです。
お客さんとの会話を通じて教養や知識が身についてくる
教養や知性と言っても一晩でパッと身につくものではありません。
そのため一番大事なのは「私にはしっかりした教養がない」と自覚する事かもしれませんね。
もしお客様の話題についていけない、と感じられた時は「お客様の仰る〇〇の意味がよく分かりません」と素直に言う方が良いです。
実は本当に教養のある男性は、何も知らない女性に自分の知識を教えてあげるのが大好き。
特に若い女性が「分からないのですが……」と言えば、懇切丁寧に教えてくれます。
ゴルフの事が全く分からないホステスがお客様のお話でゴルフに目覚め、今ではスコア80台の猛者になったというエピソードも聞きますよ。
中高年男性の趣味や話題は、若いホステスにとって理解出来ない事もかなり多いです。
私も同じ経験がありますから、その気持ちよく分かります。
そんな時は素直に教えてもらいましょう。
お客様との会話を通じて教養や知識が身につくものなのです。
知ったかぶりが一番良くないですね。
教養を身につけるためにできること
知識や教養はお客様との会話でも身に付ける事が出来ますが、出来れば日頃から知識や教養に触れる努力をしておきましょう。
効果的な方法を3つご紹介します。
本や新聞を読む
知識や教養のある方は必ずと言っていいほど本や雑誌、新聞を読まれています。
ホステスは経済新聞を毎日熱心に読んでいますが、お客様の中には株や外国為替、世界情勢についての話題で盛り上がる方も多いので、話題に乗り遅れないように経済新聞をチェックしているのです。
他にも本を読んだり雑誌を読むと知識が増えますね。
私は村上春樹先生の小説を読むのが好きなのですが、同じハルキストの方と出会うと意気投合出来ます。
好きな作家の話で盛り上がるのも素晴らしいのですが、雑学系の本も参考になり話題になりますね。
このような知識は付け焼刃では決して身につかないので、出来るだけ日頃から本や雑誌、新聞を読んでおくと良いです。
女性誌の内容も時には話題になるので、美容室や病院の待ち時間にも雑誌を読んで気になる話題はメモしています。
様々な経験をする
私はあまり外出するのが好きなタイプではないのですが、お友達に誘われた時は一緒に買い物にいったり旅行に行くようにしています。
先日は日帰りで高尾山に登ってきました。
大した経験ではないかもしれませんが、山登りが好きなお客様から見るとホステスが登山をするのは珍しいようで話題になりましたね。
山登りは結構楽しかったので、今度はもっと本格的な山に挑戦してみたいと思っています。
山登りだけではなく、国内旅行や海外旅行、キャンプ、カラオケなどに誘われると、出来る限り都合をつけて参加するようにはしています。
やはりお客様との話題になりますし、様々な経験をしていると教養が身につくからです。
人から聞いた話だけでは説得力がないですからね。
自分の言葉で語れるのは意味があり価値があります。
・山登り
・旅行
・キャンプ
・カラオケ
・ボランティア
・資格取得
習い事をする
この場合の習い事は茶道や華道、日本舞踊など立ち居振る舞いを美しく見せるためのものだけではなく、英語やスペイン語など外国語を習ったり、ボールペン字を習う、絵画を趣味にするなど文化的・芸術的な事も含みます。
外国語はきちんと勉強すると接客の大きな武器になりますし、字の美しいホステスは教養のある女性に見えますね。
人間としての深みを醸し出すためにも、習い事は是非積極的に行ってください。
私は自宅でボールペン字の勉強をしています。
お客様にお手紙を出す時はかなり重宝しています。
・茶道
・華道
・日本舞踊
・英会話
・ボールペン字
・ゴルフ
・乗馬
・書道
・着付け